「大丈夫です。 帰ります」 「ちょっと待って!泣いてる生徒をほっとけないわよ。 中に入ろう?」 田口先生は解放してくれそうにない。 「保健室では話したくないです……」 「もしかして、廉に聞かれたくない?」 「じゃあ廉を追い出すからちょっと待ってて……」 「田口先生?」 まずいでしょう。 さっき帰ったはずの私がここにいたら……。 隠れよう。 でもどこに? ガラッ! 保健室の扉が開いた。 あっ……! 槇野先生が出てきちゃった。