「大崎さんは少しは気持ち落ち着いた?」 「前よりは……」 「そうだよね。 まだ1ヶ月しか経ってないしね……」 「でも大丈夫です。卒業式までは頑張るって決めたから」 「大崎さん強くなったね。 大崎さんならきっと大丈夫だと思うよ。あっ、そうそう子供の頃の話し聞きたかったんだよね?廉が8歳の時だったかな――…」 麻由と田口先生がいてくれて良かった。 私、一人だけだったら辛かったと思う。