次の日、仕度をして公園に行くと田口先生の車が入り口付近で止まって待っていた。 田口先生は私に気付いて窓から顔を出した。 「大崎さん乗って」 「はい」 着いたのは田口先生の家だった。 「しばらく二人っきりにしてあげる。 廉、買い物行ってくるから留守番よろしく」 「ああ」 田口先生はまた車で出かけてしまった。 「美羽おいで……」 先生に呼ばれて近くに行けば腕を引っ張られて先生の顔が近くにあった。