ラッピングしたチョコを持って先生の家に向かった。 先生の家に着く前に思わぬ人から声をかけられてビックリした。 後ろから車が来ている事に気が付いて端に寄った。 車は通り過ぎる事なく私の横に止まった。 車から顔を出したのは小泉先生だった。 「やっぱり大崎か、後ろ姿が似ていたから――…」 「小泉先生!?どうして……」 「槇野先生に、ちょっと用事があって家はこの辺だって、聞いたんだけど……」