「せん…廉、ガム持って来たんだけど食べる? ミント味だよ」 「くれ」 包み紙を半分だけ外して先生の口元に持って行くとガムだけ口の中に入った。 途中、休憩して二時間ほどで水族館の駐車場に着いた。 駐車場で降りてさらにバスに乗ってやっと水族館の建物まで来た。 水族館の中に入ってすぐに先生の大きな手が私の手を包んだ。 「人が一杯だから、はぐれると困る。 手を放すなよ!」