時計を見ると10:20だった。 「先生、時間大丈夫なんですか?」 「準備はし終わってるしな。 俺の歌を一番聴かせたい姫様を迎えに来ないといけなかったから。」 先生、私が顔真っ赤になる言葉を 平然と言ってのけないでください。 まぁ、眠り姫だし、昔もそれっぽかったし・・・。 「ほら、行くぞ。」 差し出された先生の手を取って、保健室という名の城から出た私。 それはたった一つの身を守る場所だったと 改めて思い知る。