先生も私を抱きしめてくれた。 「あなたは本当に優しいお方ですね。 私なんかのために心を痛め、涙を流す。 ・・・私が好きでもない人にキスをする 男だと思っているんですか? 保健室で初めて見た時からずっと、 如月潮が好きなんですよ。」 今も昔もあなたに心を奪われ続けているんだ。 そう先生はつぶやいた。