「あ、そういえば唯香、拓真とはなんかあった?」 美月が、ワクワクしながら聞いてくる。 「別にー?なんもないよん♪」 顔が赤くなるのを隠すために、わざと前髪を直すふりをする。 なぜか?それは、 私が恋をしているのは、そう、 拓真、萩原拓真だからだ。