強く風がふき、私達の髪をなびかせた。 「そうでしょ?唯香がそんなに簡単に拓真のこと諦めるはずない!」 そのとおり。美月にはなんでもお見通しだ。 拓真、これからも好きでいさせてね。 その日は、美月と寄り道して帰った。