生まれた時からずっとアイツは傍に居た。

傍に居るのがあたりまえで
どれだけ離れても俺とアイツの距離は変わらない。



拗ねた素振りのアイツ。
素直に甘えられないアイツ。
強がりなのに、泣き虫なアイツ。



ずっとアイツのいろいろな貌【かお】を見続けて、
俺は今日まで、アイツと共に歩き続けてきた。


アイツが……俺の為に願掛けしたであろう想い。

その全てが俺には愛しい。

アイツと出逢った、その瞬間から
アイツに内緒で、俺は何度も何度もアイツに恋をする。

大切なアイツを守るため、
アイツを幸せに出来る、その日まで。


俺はアイツを支え続ける。