静かに送信して、 車窓から夜の夜景を眺めていた。 この場所に辿りつくためにオレたちは、 迷い苦しみながら手さぐりで暗闇の中を歩いてきた。 アイツが傍に居てくれたから 見ることの出来た今の景色。 そんな時間を今は噛みしめながら……。 オレの隣、疲れた表情を浮かべて肩にもたれかかって眠る、 十夜をじっと見つめていた。