優しい涙




「手...温ったかいね」


『優奈の手も温ったかい』


「...」



『優奈、手痩せた?』



「あっ...うん。体重落ちたから。
でも温かいから大丈夫」




優奈は笑って俺をみた。


俺は不思議な気持ちになった。
手を取り合って温かみを感じて
生きている温度を確かめあう。

幸せに似たきもちなのに
少し見え隠れする悲しさに
優奈の顔を見ると泣きそうになる


言葉に出来ない感覚が
頬を伝う。