「あ、あの、東野先生……?」

…どうして明原先生じゃないのですか?

そんなことを言っては失礼にあたるので言えません。

そう、急に担当の先生が代わるのはいつものことでしょう。

でも……せめて、一言、ほしかったです…。

そんなことを考えたのもたった数秒、先に口を開いたのは、東野先生でした。

「実はさ、明原先生が…」

……大丈夫、笑顔は作れます。

すると、東野先生は急になんとも言えない困り顔になって、