紫陽花前線 ~新選組×平成女子~



杏「っ‼‼‼」


覚悟を決めてギュッと目をつむった。









ーキィインッ









杏「…?」


ん…?




いつまでもこない痛みに恐る恐る目を開けると、

目の前に浅葱色の羽織が立ちふさがっている。



杏「⁉ 沖田さんっ!」


男「なに⁉」



沖「ケガはありませんか、杏さん!」





男たちの刀を止めていたのは沖田さんだった。