数日後の朝……

私は、まだ奏多がいないことが信じられなかった。

もしかしたらまた会いに来てくれるんじゃないかって

思いながら毎日を過ごしていた。


お母さんが

「愛、なんか手紙が入っていたわよ」

と言って綺麗な空色の1つの封筒を渡してくれた。

「なんだろう??」

そう思いながら開けると…

そこには、手紙が一枚と小さな箱が入っていた。