その瞬間、バタン!と扉があく。

「はーるーきぃー!
お前…何やってるんだ!」

そして、男の人が入ってきた。

「まあ、そんなに怒るなよ」

「はぁ……ん?お前は?」

「あ、森優希です…」

すると男の人は驚いた様な顔をした。

「…君が?」

「…?はい」

「そっか…」

そう言って男の人は笑った。

「優希ちゃん、こいつは高原雪、俺のマネージャーだよ。」

春樹くんが言った瞬間、あたしは固まった。

「……貴方が雪さん?」

「ん?知ってたの?」

と春樹くん

「おお、俺有名人?」

と雪さん。

…あたし、勘違いしてたんだ…

恥ずかしい気持ちでいっぱいになる。

「優希ちゃん…」

春樹くんがあたしを呼ぶ。

「?何?」

するとなぜか雪さんが出て行った。