『その子はすごく……優しい女の子です。俺が、デビューした時から支えたくれました。ですから…もう3年間も支えてくれてます。
その子には、いつも励ましてもらって、
元気をもらいました。
頑張って。大丈夫だよ。応援してる。味方だよ。
いろんな言葉ももらいました。
俺がここまで頑張ってこれたのは…』

ITSUKIは、そのまで言うと、カメラに向かってこう言った。

『君のおかげです。ありがとう…』

その時のITSUKIの表情は、とても優しそうな顔をして、とても愛おしそうな顔をしていた。

あぁ、その子の事が好きなんだな。なんて、あたしにでも分かった。

『そうだったんですか…
その女のこはどんな子なんですか?』

「優希ーちょっときてー」

「あ、はーい!」

お姉ちゃんに呼ばれたため、あたしはお姉ちゃんのもとへ行った。

『その子は…俺の“元気の源”なんです。』

ISUKIが言ったそんな言葉も聞かずに…