遥汰の家を出てから30分ほどが経った。 私と遥汰は近くの有名な神社へ着いていた。 「なぁ瑠里華」 「んー???」 神社の中へ向かって歩いている途中 遥汰は突然私を呼んだ。 「ここの神社のジンクス、知ってるか???」 私は前に見たニュースを思い出して “うん”と頷いた。 確かここの神社に来ると恋人達が上手くいく というジンクスが最近巷で話題になっていたのだ。 「じゃあ俺ら、もうこれで離れる事はないなっ!」