夕は首を縦には振らなかったが、私は一緒に連れていく事にした。 待ち合わせ場所に来ると、遥汰はヘッドホンをして待っていた。 私が来たのに気づいたのか、ヘッドホンを外して言った。 「お、久しぶり。その子は、あの時の…?」 私は言った。 「うん。実は今日は一緒に回らせてもらいたあんだ。いいかな?」 すると遥汰は快く、承諾してくれた。