君の声で・・・





「悪い、待たせた。」




ようやくして空が出てきた。




「いいえ、どこ行くの?」



「この近くに小さい公園があるんだ。そこに行こう。」




そんな公園あったんだ。



入学してから1年がたとうとしてるけど私はそんなことも知らなかった。



っていうか、2月の半ば。



はっきり言って超寒い。



手もかじかんでる。



「・・・寒い。」



歩きだして少しするとそういってしまった。



だって、冷たい風が容赦なく吹き付けてくる。