(これ、白雪姫の本?それにしても古い…)

 そう思った直後、本から突風が吹いた。

(な、なに…!?)

『見つけたぞ白雪姫ぇえ!!』

 寒気がするような声が本の中から聞こえた。

(えっ!?身体が本に吸い込まれる!?)

『違う、私は白雪姫じゃない!白百合 姫香よ!』

 心のなかで叫んだが、身体がどんどん吸い込まれて私は気を失った。



◇始まり編
To be continued...