ありふれたOLは嫌だった。


何もないのに大学なんて
無意味だと思っていた。




無職でいたかった。

でもニートは嫌だった。





昼間はめんどうだ。

暗闇に飲まれたかった。





始めたバイトは楽しかった。






でも、やめられない衝動。



切り刻む腕は

私にひとつを強く伝える。





“私はまだ世界にいる”