そして、 学校に行くために着替えて下に行くと、 顔を真っ赤にして、 先生と手を繋いだ日向がいた。 「おめでとう」 「おめでとう、兄貴」 そう2人して声をかけると、 『ありがとう』 と、照れながら、 でも幸せそうに笑って答えた。 こうして事件が過ぎて、 ようやく2人で挑む2度目の夏が、始まる。