チュンチュンっ…

小鳥のさえずりに、カーテンから覗く眩しい陽射し。隣りには温かい人のぬくもり。…人のぬくもりぃぃ⁉

っちょ⁉なんで奏が同じベットで寝てるのよ‼

「ん〜?アリス?おはよう…。」

「おはよう。って、なんで奏がここにいるのよ⁉」

「えー。アリス、昨日の夜のことを覚えてないの?」

「……。」

「そっかそっかー。アリス、僕が話してる途中で寝たもんね。」

そういって、にやりと笑う奏。正直、怖いです…。

「ごめんね。大事な話しだったなら、今聞くわよ。」

「………やっぱりいいや。大丈夫!」

「ほんとに?ごめんなさい。…ってか、学校は⁉遅刻しちゃうわ‼」

「ふふ。アリス、今日は昨日の振り替え休日で学校休みだよー。」

「そ、そうだったわね。すっかり忘れてたわ。」

「アリス、そういうところが可愛いから俺を苦しめるんだよ……。」

「え?今、奏なにか言った?」