甘々注意報〜私だけの王子様は誰⁉〜

って、なんか私の方を2人とも見てない⁉き、気のせいよね。気のせい。

それより、仁と空くんの応援もしなきゃ。コートが遠いけど、聞こえるかなぁ。

「仁と空くん、がんばー‼」

ん?あの2人も私の方を向いた?いや、さすがに自意識過剰よね。気のせい。

「っしゃーー!1-C勝ったぞ!」

『っしゃーーーー‼』

え?ほんとに!やった!

「アリス、応援ありがと♡僕頑張ったよ!」

「そうだね。俺も頑張っちゃった!奏よりも!」

「嘘だー!それはないよ!僕の方がシュート数多かったもん‼」

「いや!でも、俺は3Pシュート決めたからな!」

「はいはい。どっちも凄かったわよ。お疲れ様!ちなみに、2年生はどっちが勝ったのかしら?」

「あぁ。2-Bだよ。2点差で勝ち逃げしたって。」

「やっぱり、最初の空くんの3Pシュートだよね。」

「じゃあ、俺が決めた3Pシュートも認めろよ〜‼」

「やだ。はるぴーのはやだ。」

「な。なんだよそれー⁉」

「相変わらずうるせーなぁ。」

「あ。空くんに仁!お疲れ様。」