甘々注意報〜私だけの王子様は誰⁉〜

あ。先生だ。

「よーし。お前ら席にさっさと着けー。」

な、なんか、先生までやる気満々…?

「今日は待ちに待ったクラスマッチだ。
みんな、準備は出来てるかー?」

『っうぃーー‼』

「勝つ準備は出来てるかー?」

『っうぃーー‼』

「そんじゃあ行くぞぉー!」

『1-Cファイトーーー‼』

熱気に押されたわ。部屋が暑苦しい。

………訂正しよう。部屋なんていい方だった。体育館なんて比べものにならない暑苦しいさだわ。だって、違うクラスどうし火花が散ってるもの。殺る気の目だわ。

「アーリスっ!俺らの応援、よろしくね!」

「はい!もちろんです‼」

「よーし!じゃあ、1試合目行ってきます!」

はるぴーはそういうと、お揃いの黄色いリストバンドにキスをした。その後、私を色っぽい笑顔で見るから心臓に悪い。