甘々注意報〜私だけの王子様は誰⁉〜

「ふぁーー。眠い〜。」

「アリス!今日はクラスマッチなんだから、シャキッとしてよ!」

「そうだよ。僕たちの応援してもらわなきゃ困るよ‼」

「わかってるよー。でも眠い〜。」

「ほら!着いたよ。目を覚して。」

「はーい。」

そう。今日はみんなが待ちに待ったクラスマッチ。

私は応援だから、別にそうでもないんだけど、騎士メンバーはおとといからやる気満々。疲れるっていうのによくやるよ。

「じゃあ、ここからは奏に連れて行ってもらえよ。じゃあな。」

この台詞を聞くのも、日課になっている。

「はいはい。私はそんなに子供じゃありません〜!」

「……あ。アリス!はるぴーとか奏の応援だけじゃなくて、俺らの応援もよろしくな!」

「もちろん‼言われなくても♪」

「いい返事だ。よし!じゃあ、奏たちも頑張れよ。狙うは学年MVPだからな!」

「はいはい。わかってますよ。僕らを甘く見ないでくださいね。じゃあ、またあとで。アリス、教室行こっ♡」