うわっ。私、バスケ苦手なんだけど。

「でもー、有栖川は出場しなくてもいーからな。男子の戦いに女子1人は過酷だし、あいつらがうるさいからなぁ。」

やった!出なくていいんだ!

「ほら。俺が説明する前に、東雲と九条が俺のことを凄い睨んでたから。間違いなく、他の3人もうるさいだろ。」

チラッと奏とはるぴーの方を見ると、凄い剣幕で未だに先生を睨んでいる。

「有栖川は、守られていてよかったな。」

「はい!」

「よーし。これで俺の話しは終わりだ。1限目頑張れよー。解散!」