分かる。
「私が姫川花恋ですけど…」
「なんだ~私の方が可愛いじゃん!」
リーダーらしき人が言った。
どういうこと?
「ちょっと私達について来てきて~」
私はちょっと怖かったけど仕方なくついて来て行った。
そして体育館裏に連れていかれた。
「あんたどういうつもり?」
「えっ?」
「何であんたみたいなブスが大輝と付き合ってんの?」
バシッ。 
その音と共に私の顔は腫れ上がった。
「今すぐ別れなさいよ!」
「…だ…」
「何?聞こえないんだけど!」
「いやだ…」 
「あんた、そんなに私達に殴られたいの?」
バシッ。バシッ…ボコッ。
その後、5分くらいずっと殴られ、蹴られ、ボコボコにされた。
私はもぅ痛みも感じないくらいになっていた。
頬は腫れて、目の横には大きなアザ、唇には血が流れていた。
今までこんなに殴られたり蹴られたりしたことはなかった。