かけがえのない君のために

「未来、なんか楽しそうだな」




「楽しいよ。久しぶりのデートだし。それに椎名くんの好きそうな格好にも挑戦してみたいな」





「そんな可愛いこと言うなよ。俺だって結構我慢してんだから」




そう言って身体を丸める椎名くん。


そうだよね。椎名くんは私のために我慢してくれてるんだ。やっぱり考えないわけにはいかないよね。