「なんで見たくせに止めなかった?すぐに誰かを呼びに行かなかった?」



「怖かったんだ。足が竦んで動けなかった。俺も関与してると思われたらせっかく受かった高校もダメになるって・・・」


「お前、未来を見殺しにしたんだな」


左の拳で思いっきりヤツの頬を打った。本当なら馬乗りにしてボコボコにしてやりたいくらいだけど俺の目的はこいつじゃない。




同じ目に、いやもう肌の一ミリも見えないくらい身体に同じ消えない跡を作ってやる。