ハウスドルフさん、と呼ばれたその男性は、よく日に焼けた逞しい人だった。
歳は30代後半といったところか。
凛とした佇まいが、どことなく鷲や鷹を思わせた。
「俺たちはこれからクリステラクトに向かって姫を保護する。
後で姫や重傷を負った兵士の手当てがすぐ出来るよう、準備を頼む。
出来たら〈シャーフガルベ薬〉も少し分けてほしいんだが……」
と言うハウスドルフ氏と、その時、視線がぶつかった。
ほんの一瞬、彼は怪訝な表情を浮かべる。
歳は30代後半といったところか。
凛とした佇まいが、どことなく鷲や鷹を思わせた。
「俺たちはこれからクリステラクトに向かって姫を保護する。
後で姫や重傷を負った兵士の手当てがすぐ出来るよう、準備を頼む。
出来たら〈シャーフガルベ薬〉も少し分けてほしいんだが……」
と言うハウスドルフ氏と、その時、視線がぶつかった。
ほんの一瞬、彼は怪訝な表情を浮かべる。


