私は「世界がモーリッツ4世に侵略されようが別に構わない」という先程の率直な感想を、頭の外へ一旦押し出した。
「わかりました。
私に出来る事があれば、協力させてください」
私がそう言うと、ローゼさんは
「どうもありがとう」
と深く頭を下げた。
「で、私は具体的に何をすればいいんですか?」
「貴女には姫様を……シャルロッテ様を、モーリッツの言葉小人からお守りしてほしいと思うの」
「お姫様を、ですか」
「わかりました。
私に出来る事があれば、協力させてください」
私がそう言うと、ローゼさんは
「どうもありがとう」
と深く頭を下げた。
「で、私は具体的に何をすればいいんですか?」
「貴女には姫様を……シャルロッテ様を、モーリッツの言葉小人からお守りしてほしいと思うの」
「お姫様を、ですか」


