裏面ワールドトリップ

私は「世界がモーリッツ4世に侵略されようが別に構わない」という先程の率直な感想を、頭の外へ一旦押し出した。



「わかりました。


私に出来る事があれば、協力させてください」



私がそう言うと、ローゼさんは

「どうもありがとう」

と深く頭を下げた。



「で、私は具体的に何をすればいいんですか?」


「貴女には姫様を……シャルロッテ様を、モーリッツの言葉小人からお守りしてほしいと思うの」


「お姫様を、ですか」