「紙の上に乗った物が、紙に穴を開けずに下へ通り抜ける事は出来ないわよね?
それを可能にするのが〈通り抜け魔法〉。
ただ、今回は紙どころか宇宙だから、それは大変だったわよ。
自慢じゃないけど、なかなか出来る事じゃないと思うわ」
ローゼさんは再び得意顔になった。
「でしょうね。
なんか聞いてるだけで途方も無い」
「宇宙規模の〈通り抜け魔法〉に
真琴さんの潜在意識、つまり夢の中にお邪魔する魔法を組み合わせてね、来ていただいたというわけ。
貴女はそこいらの魔術師たちや、高い所から下界を見守ってるだけの神様と比べても
特に目立ってひっきりなしに祈りを捧げられてらしたから……」
ローゼさん。
ただ者ではないと思ったけど、勘違いの仕方まで凄まじい。
文字通り、次元を超えている(と言うか、じゃあ私はそんなに目立ってひっきりなしに採用試験に落ちてたのか)。
それを可能にするのが〈通り抜け魔法〉。
ただ、今回は紙どころか宇宙だから、それは大変だったわよ。
自慢じゃないけど、なかなか出来る事じゃないと思うわ」
ローゼさんは再び得意顔になった。
「でしょうね。
なんか聞いてるだけで途方も無い」
「宇宙規模の〈通り抜け魔法〉に
真琴さんの潜在意識、つまり夢の中にお邪魔する魔法を組み合わせてね、来ていただいたというわけ。
貴女はそこいらの魔術師たちや、高い所から下界を見守ってるだけの神様と比べても
特に目立ってひっきりなしに祈りを捧げられてらしたから……」
ローゼさん。
ただ者ではないと思ったけど、勘違いの仕方まで凄まじい。
文字通り、次元を超えている(と言うか、じゃあ私はそんなに目立ってひっきりなしに採用試験に落ちてたのか)。


