3ヶ月の間に200の「祈り」って

まさか……。



「えーっと、あの、違うんです。

祈りは祈りでも、それは、何て言うか……

信仰を集めてたわけじゃなくて、むしろ私の事を否定するような意味合いのものなんですけど」


「……?

人の事を否定するのに、祈りを捧げるのですか?」



こちらの世界にはお祈りメールが存在しないのだろうか。



説明すると長くなる気がしたので、私は

「えぇ。

そういう事もあります」

とだけ答えておいた。



「そうでしたか。


私はまたてっきり、真琴様が生き神様だと……

とても普通の人には見えなかったものですから。


ごめんなさいね」


ローゼさんはそう言って肩を落とした。