訳がわからず混乱している私に、ローゼさんは

「真琴様の事は、とても強い、名のある神様とお見受け致しました。


どうか我々に、お力を貸していただきたいのです」

と言ってひざまずき、手を合わせた。



何?


お力?



しかも何だか私は、凄く大変な勘違いをされてるっぽい。



「あの、ちょっと待ってください。

私、神様とか全然そんなんじゃないですよ?」


「え?」


ローゼさんは、きょとんとした顔で私を見つめ返した。


「真琴様は……

3ヶ月の間に人々から200もの祈りを捧げられる、強い力をお持ちの神様では、なかったのですか?」