裏面ワールドトリップ

胸の空洞へと落ち込みながら、私はこちら側の世界で出会った人たちの事を思った。



みんなを一番がっかりさせる結果になってしまった。


せっかく私を信じて大事な仕事を任せてくれたのに、こんな形で失敗してしまって

私のせいで、みんなに迷惑を掛けてしまった。



期待に応えられずに申し訳ありません、ローゼさん。


お姫様、バルダクタル国王。


ドレスを返せなくて、ディアマントも取り戻せなくて、ごめんなさい。



1人で敵の元へ乗り込むなんて、やっぱり無理でした。


何の役にも立てなくて本当にすみません、レニー少尉

そして――