裏面ワールドトリップ

「寝室に、招かれたのですか?」


隊員たちの間に動揺が走った。


「えぇ。

でも、その……

まだ、何もされてませんので。

……大丈夫です」


顔を赤らめ、ほとんど消え入りそうな声でそう言うお姫様に、レニー少尉は再びあたたかな笑顔を向けた。


「とにかく、姫がご無事で何よりです。


さぁ、帰りましょう」