「ハウスドルフさん……」
「わかってる。
なぁ、真琴。
この先にレニー少尉のグループがいるから、そいつらと一緒に姫を探し出してくれ。
本当にすまないが、俺がいたらかえって足手まといになる。
レニー少尉にも、そう伝えておく」
――そんな。
とうとうハウスドルフさんと一緒ですらなくなってしまう……。
が、彼がそう言うのなら、それが最善策なのだろう。
仕方が無い。
「わかりました」
ハウスドルフさんはスモーキークォーツの甲冑を手で示し
「そのかわり俺はここに潜んで、敵が来ないか見張っておく。
まだ矢も撃てるし、クリステラクトの奴らはこの先には1歩も通さん」
と言った。
彼が根拠の無い自信や希望的観測でものを言っているわけではない事が、その表情や口調からは読み取れた。
私はハウスドルフさんの言葉を、全面的に信用した。
「わかってる。
なぁ、真琴。
この先にレニー少尉のグループがいるから、そいつらと一緒に姫を探し出してくれ。
本当にすまないが、俺がいたらかえって足手まといになる。
レニー少尉にも、そう伝えておく」
――そんな。
とうとうハウスドルフさんと一緒ですらなくなってしまう……。
が、彼がそう言うのなら、それが最善策なのだろう。
仕方が無い。
「わかりました」
ハウスドルフさんはスモーキークォーツの甲冑を手で示し
「そのかわり俺はここに潜んで、敵が来ないか見張っておく。
まだ矢も撃てるし、クリステラクトの奴らはこの先には1歩も通さん」
と言った。
彼が根拠の無い自信や希望的観測でものを言っているわけではない事が、その表情や口調からは読み取れた。
私はハウスドルフさんの言葉を、全面的に信用した。


