いつからだろう。 紅たちのオバサンに呼ばれても食事に行かなくなったのは。 鳴るチャイムを無視するようになったのは。 自分を、嫌いになったのは。 人を、嫌いになって 人を、愛するようになった。 感情は支配される。 何気ない、日常が欠ける。 それはつまり、私の死を表していた。