無意識に口から飛び出した言葉。 紅の動きが一瞬止まる。 込み上げていた物が冷める。 熱も、なにもかも、消える。 体だけじゃ、偽りの愛じゃ、満たされないというの。 自分の体がわからない。 どうしてこんなに、 苦しくて。 寂しくて。 泣きたくなるの。 私は、私が、孤独を願ったのに。 幼なじみが変わる。 怖くなって、逃げ出したのは。 私だ。