愛言葉



グラウンドからサッカー部の声が聞こえてくる。

教室には、私ひとり。

けれど、しゅうの机の上には、鞄が置いてあった。

…ちょっと待ってみようかな



10分後、教室には私ひとり。
誰かがくる気配もないまま、グラウンドのサッカー部を見ていた。

…きっと委員会だから、そんなはやくないよね



また、10分後、そして私ひとり。
多分、しゅうと同じ委員会の生徒達は、もう帰ってしまった。

私はケータイをみたりしながら時間をつぶした。

…あと、もうちょっとだけ。きっとすぐ来る。



またまた、10分後、私ひとり。
教室の窓からは、オレンジのひかりが差し込んでいた。


……………………。



「もう、帰ろっ、かな」


そして、私は立ち上がった。

その時