今、柔らかくて優しい体温が私の唇に触れている。 ぷるんぷるん それは晴斗の唇。初めて触れた唇だけどその質感から晴斗のものだとわかる。 学生の頃から友達としてずっとその唇を見てきたから。 このまま眠っているふりをしておこう。