「なになに?子どもつくろうってお誘い?」


「んー今はまだお仕事したいからなー、もう少し仕事落ち着いて、お金も溜まったら、子ども欲しいなー」




結構綿密に人生設計してるんだ。

子どもできたらお金もかかるし、仕事も大好きだからまだ離れるのは嫌だと。


これは前から言ってたことだから二人とも納得済み。



「何人くらいほしいかなー」


「希美が言うなら何人でも頑張っちゃうよー。なんなら今日からでも…」


「鈴さんに何お祝い買おうか?」


「あれ、今のは甘い雰囲気になるとこじゃないの?」


「あ、ちなみにあたしは3人くらいがいいな!一人っ子だから兄弟に憧れるよ!」


「なに?恥ずかしいんですか希美さーん?」


「…違うし!ほら、鈴さんに何買うか決めようよ!」


「そんなん後でもいいでしょ?」


「よ、よくないもん!」



顔に『恥ずかしがってます』と貼り付け、可愛く真っ赤に染めるもんだからからかいたくなるのは仕方ない。



「子づくり頑張らないとね?」


「う、うるさい!!」



END