「……えー……っとぉ……
…………う、ウサギ??だよな…?」
「…え、なんて?もう一回言って?」
「え、うさ…」
「っネコさんだよあほー!これのどこを見ればウサギに見えるの?!完璧にネコさんじゃないか!!」
「…いや、逆にウサギという答えを出せた俺すげぇだろ?!これのどこがネコだよ?!むしろどこを見ればネコと判断できるのかが知りてぇよ?!」
「はぁ?!これ!耳じゃん?ヒゲじゃん?体じゃん?ネコじゃん?!」
「そっちが頭かよ?!じゃあコレはなんだよ?どの部位だよ?てかどのアングルから描いてんのこれ?!」
「真上からの絵に決まってるじゃん!それは完全に足だよ?!見ればわかるでしよ?!」
「わかるわけねーだろ!!真上からとかなにその斬新な視点?!下手なら馬鹿正直に正面から挑めよ!!」
「下手じゃないからこのアングルなんじゃんか!」
「じゃあ正面から描いてみろよ?描けんのか?」
「いーだろう!その挑戦受けて立とうじゃねーか!」

