「興味ないとはなんだね!そこはなくてもあるフリをしようぜブラザー!」
「なんつーか、テンションどうした。」
「お前なー…先生がブラザーって言ったらブラザーなんだよ。仕方ないからブラザーには特別に先生の絵を見せてやろう。」
「押し売り甚だしいな。」
「大丈夫!すぐ描けるから!」
「そこは何も心配してねーし、結局のところ何も大丈夫じゃねーよ。」
「ほらもう描けた!」
「そうこうしてる内に出来上がっちゃったじゃねーか。完全に帰るタイミング逃したわ。」
「はい!見て!これ今日描いたの!」
生徒が提出した課題のワークの隅っこに、小さく今日授業で描いたのと同じネコさんを描いてやった。
本日二度目だからな!我ながら、一回目より格段に上手くなってやがるぜ!

