「勉強は順調かい?」


「まぁ、それなりにですかね」


「もう毎週毎週模試で3年生は大変そうだな」


「模試があるたびに他のおばちゃん先生たちがここぞとばかりに話しかけてきてウザいんですよ」


あはは 参ったねこりゃ。

こうやってたまーに会長くんは裏の顔を見せてくれる。


少しは信頼してくれてるんかね?



「うーん、下っ端のあたしからはなんとも言えないなぁ…まぁ、疲れたら息抜きにおいで。愚痴聞く相手くらいにはなれるからさ」



「そんなこと言うと模試の度に先生の城に通いますよ?」


「どーぞ?あたしが暇な時はいくらでもお相手しますよ?」



「じゃ、お言葉に甘えます。のぞみ先生補給に行きますね」


「補給って…」


「補給ですよ?先生に会えば元気の補給できるんで」



嬉しいこといってくれるね。

あたしを補給したところでバカにしかならないと思うけど、まぁいいか。



「へへ あたしなんかでよければ、いつでもどうぞ」



END