「彼…?」
「先生も彼が助けに来るのを待ってるはずですよ。」
「……レオ…⁈」
どうして…?
何で影はレオを待ってるの?
こんなことをしなくたって、学校で会うことだって出来るのに…。
私は思考を巡らせた。しかし、いくら考えたところで答えは出なかった。
すると影は不気味に笑った。
「ふぅ~ん、先生、…普段はレオって呼んでるんだぁ…。」
そう言うと影は一瞬、ギロっと私を睨みつけた。私は息をのんだ。
「…何よ、…呼び方、声まで、あの女にムカつくほど似てるわね。
あー、イライラしてくる。」
そう言いながら、影は頭をがしがしと掻きむしった。
あの女…?
さっきも言ってたよね…。
そういえば、ジンさんにも言われたことがあったっけ。
「あの女…って、女神のこと…?」
怒りで殺気を出す影に怯みそうになりながら、私は口を開いた。
「…何で、あなたが知ってるの…?」
どうしてこの影は、こんなに怒っているのだろう。いくら敵対してるからといって…。
そもそも何で女神を知っているの?
影との戦いは既に終わって、天界が勝利したはず。
……!!
まさか、この影も戦争での生き残りか…?


