「なるほどね~。レオくんが深刻になるわけだ~。」 え…?どういうこと…? 「微かなんだけど、影が接触した感じが残ってるんだよね~。」 「え…?」 ジンさんはお札を持ったまま何やら呪文を唱える。 するとお札は一瞬青白い光を放った。 ジンさんはふぅと溜息をついて私を見た。 「これに接触した影は…多分ね、理亜ちゃんが今までに会ったことのないレベルの影だと思う。」 ジンさんはニコニコしたまま言ったが、その場が凍りつくような悪寒がした。