2ndアルバム〜あの日の鼻歌〜

急に、雨音が大きくなる。

先輩は黙ったまま、何も言わず筆を動かしている。




私にはずっと不思議だった事だった。



高一の夏に転校したカヤさんを、探してまで追い掛けた理由。




長い沈黙は、何気なく聞いたつもりの私にじりじりと圧力をかけてくる。

思わず俯きかけたところで、廻先輩は口を開いた。








































「気が合ってたから…
それと、

いなくなった時、当たり前みたいに探し始めて…
会ったら、どうしようもなく抱きしめたくなった。

悪いな。それだけなんだ」